どこまでも荒涼とし、魔法のように美しいジョシュアツリーの呪文には、簡単にかかってしまいそうです。 求めるものが心の安らぎであっても、活動的なアドベンチャーでも、あるいはオールドウエスト風の保養地やソノラン砂漠のこちら側にある最高の音楽であっても、ジョシュアツリー国立公園とその近隣地域で大いに楽しむことができます。
パークを訪れる前に、入場オプションを確認しましょう。 車で訪れる場合は、よく利用される西入口の他に、北入口(29パームのオアシスビジターセンターがある場所)とコットンウッドビジターセンターに通じる南入口(ボックス・キャニオンロードと州間ハイウェイ10号線の交差点)があることを覚えておくと便利です。混雑を避けてジョシュアツリー公園を楽しむなら、平日の午前中に訪れるのがおすすめです。
インディアンコーブ・ネイチャー・トレイルを探訪する
インディアンコーブのトレイルを歩くのは、この公園の名前となっているジョシュアツリーを楽しむ最高の方法の一つです。 この植物の正式名称はユッカタイヘイヨウイチイですが、ジョシュアツリーの名前の方がよく知られています。 東の端からアクセスできる約1キロの道は、左右を巨礫層に囲まれています。 オオツノヒツジやサバクゴファーガメなどの野生動物を見逃さないよう注意していましょう。
エコーコーブで楽しむロッククライミング
知られているだけでも対象となる8,000以上の岩壁と400のユニークな岩層があるため、ジョシュアツリーがロッククライマーたちのパラダイスとされるのも当然のことです。エコーコーブには、初心者と上級者どちらにも最適な様々なルートがあります。 ギアは自分のものを持って行ってもよいし、ノーマッド・ベンチャーズで靴からチョークまで、あらゆるものをレンタルすることも可能です。 このフレンドリーな店は、1980年からここでレンタル業を営んでいます。
アーチロック・トレイルで、巨礫の間を歩く
この荒野は、何千年にもわたり激しい風や水の流れに打ちつけられた結果、あらゆる所に信じられないような模様が刻まれています。 中でも驚くべきは、9メートルもの高さがあるアーチロックです。ここへは、ホワイトタンクキャンプ場とツインタンク駐車場からスタートする往復600メートルのトレイルがあるので、簡単に行くことができます。 キャンプ場内には、トレイル用の駐車場はありません。
チョーヤ・サボテン園でサボテンの中を散策する
自然発生しているこのサボテンの林では、母なる自然の威厳といたずらを、余すとこなく目にすることができます。 この400メートルほどのループのコースに沿って行くと、美しくも危険なウチワサボテンが世界で最も密集した場所の一つを見られます。
パイオニアタウン・モーテルでリラックスして元気回復
パイオニアタウン・モーテルでは、洗練された実用性とアメリカ南西部の文化が融合されています。 パイオニアタウンは、住み込んで撮影するためにロイ・ロジャースやジーン・オートリーなどによって建てられた昔の映画のセットで、今でもハリウッド・ウエスタンから飛び出してきたように見えます。 このモーテルに泊まると、モダンな環境の中にいながら、この地域の歴史を感じることができます。客室には、牛革のラグやアステカの毛布など、オールドウェストの定番アイテムが備えられています。
パッピーハリエッツのライブミュージックでリラックスしましょう。
パイオニアタウン・モーテルのすぐ近くにあるパッピーハリエッツ・パイオニアタウン・パレスは、砂漠の真ん中にある音楽のオアシスです。 ホンキートンクのようでもあり、居酒屋のようでもあり、高級なコンサート会場のようでもあるパレスは、いつでも満員。行けば、本当にユニークな体験ができます。 ライブのジャム・セッションを聞きながら、バイソンのバーガーや18オンスのリブアイ・ステーキでお腹を満たしましょう。 観客との一体感があるパッピーのステージには、これまでポール・マッカートニーからヴァンパイア・ウィークエンドまで、あらゆるタイプのアーチストが出演しています。
キーズビューで夕日を眺める
ジョシュアツリーで一番高い場所にあるキーズビューは、どの時間に行っても息をのむような眺めを楽しめます。 夜に行けば満天の星。晴れた日の日中に行けば、コーアチェラバレー、パームスプリングス、そして遠くメキシコまで続く周囲の山々の頂を一望のもとに見渡せます。 しかしキーズビューは、何と言っても日没時が一番です。明るいオレンジと強烈な赤が、砂漠の空を埋め尽くします。